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糖尿病

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態が続く病気です。初期段階では自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行してしまうことが少なくありません。しかし、放置すると全身の血管にダメージを与え、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。ゆざわ日航ビル診療所では、川崎駅東口より徒歩1分の立地を活かし、お仕事帰りや土日祝祭日にも、糖尿病の長期的な管理をサポートしています。

当院では、患者さんのライフスタイルに合わせた無理のない治療プランを提案することを大切にしています。食事療法や運動療法の相談から、必要な場合にはお薬による治療まで、内科全般の知識を活かして総合的に診療いたします。川崎区周辺にお住まいの方や、健康診断で血糖値の異常を指摘された方は、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、皆様の「かかりつけ診療所」として、将来の健康を守るお手伝いをいたします。

糖尿病の症状について

糖尿病の恐ろしい点は、かなり血糖値が高くならない限り、はっきりとした症状が現れにくいことです。そのため、知らず知らずのうちに血管が傷つき、合併症が進んでしまうことがあります。日々の生活の中で、以下のようなサインがないか確認してみることが重要です。

代表的な初期症状

  • 喉の渇き・・血糖値が高くなると、体内の水分が失われやすくなり、異常に喉が渇いて水分をたくさん飲むようになります。
  • 多尿・頻尿・・尿とともに糖を排泄しようとするため、尿の回数や量が増えることがあります。
  • 倦怠感・・エネルギー源である糖が細胞にうまく取り込まれず、しっかり食べていても体がだるい、疲れやすいと感じることがあります。
  • 体重の減少・・糖をエネルギーとして利用できなくなるため、脂肪や筋肉を分解してエネルギーを補おうとし、急激に体重が減ることがあります。

進行した場合に見られる症状

血糖値が高い状態が数年単位で続くと、全身の細い血管や神経に障害が出てきます。足のしびれや冷え、視力の低下、立ちくらみといった症状が現れた場合は、すでに合併症が進行しているサインかもしれません。

また、傷が治りにくくなったり、皮膚にかゆみを感じたり、感染症にかかりやすくなったりすることもあります。これらの症状は他の病気でも見られますが、糖尿病が隠れている可能性を考慮して検査を受けることが勧められます。

気になる症状がある方は、当院の内科診療をぜひ受診してください。詳細については「診療案内」のページを参照してください。

糖尿病の原因について

糖尿病の原因は、血液中の血糖値を下げる唯一のホルモンである「インスリン」がうまく働かなくなることにあります。インスリンは膵臓から分泌されますが、この分泌量が減ったり、効き目が悪くなったりすることで、血糖値が上昇します。

生活習慣の影響

日本人の糖尿病の大部分を占める2型糖尿病では、遺伝的な体質に加えて、以下のような生活習慣が深く関わっていると考えられています。

  • 過食や偏った食事内容によるエネルギーの過剰摂取
  • 運動不足による肥満や筋肉量の低下
  • 精神的なストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ
  • 加齢に伴うインスリン分泌能力の低下

肥満とインスリン抵抗性

特に内臓脂肪が増えると、インスリンの効き目を妨げる物質が分泌されるようになります。これをインスリン抵抗性と呼びます。インスリンは出ているのに、細胞が糖を取り込んでくれない状態です。この状態を放置すると、膵臓が無理をしてインスリンを出し続け、やがて疲弊してインスリンを出せなくなってしまいます。

糖尿病は、こうした生活習慣の積み重ねが主な原因となるため、「生活習慣病」のページでも詳しく解説している通り、早期の介入が重要です。

糖尿病の病気の種類について

糖尿病は、その発症の仕組みによって大きく4つのタイプに分類されます。それぞれのタイプで治療の進め方が異なるため、診断時にどの種類であるかを見極めることが非常に大切です。

1型糖尿病

膵臓にあるインスリンを作る細胞が、自己免疫などの原因で壊されてしまうタイプです。生活習慣とは関係なく発症し、若い方に比較的多く見られますが、高齢になってから発症することもあります。体内でのインスリン供給がほぼゼロになるため、生存のためにインスリン注射による補充が欠かせません。

2型糖尿病

日本人の糖尿病患者さんの約9割以上を占めるタイプです。遺伝的な要因に、食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が重なって発症します。インスリンの分泌が弱まったり、効きが悪くなったりすることが原因です。食事や運動の改善、飲み薬などでコントロールを目指します。

その他の特定の機序・疾患によるもの

遺伝子の異常や、他の病気(肝疾患、膵疾患、内分泌疾患など)が原因で血糖値が上がるタイプです。また、ステロイド薬などの薬剤の使用によって二次的に糖尿病が引き起こされるケースも含まれます。この場合は、原因となっている元の病気の治療も並行して行います。

妊娠糖尿病

妊娠中に初めて発見または発症した、糖尿病には至らない程度の糖代謝異常のことです。妊娠中は血糖値が上がりやすくなるため、母体と赤ちゃんの健康を守るために厳格な管理が求められます。出産後は正常に戻ることが多いですが、将来的に糖尿病になりやすいリスクがあるため、定期的なフォローが必要です。

糖尿病の治療法について

糖尿病治療の目的は、血糖値を正常に近い状態に保つことで、合併症(網膜症、腎症、神経障害など)を防ぎ、健康な人と変わらない生活を送ることにあります。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた段階的な治療を行います。

食事療法

すべての糖尿病治療の基本となるのが食事療法です。特定の食品を禁止するのではなく、「適切なエネルギー量を、バランスよく、規則正しく摂る」ことが中心となります。過剰な糖分や脂質を控え、食物繊維を積極的に摂取することで、食後の血糖値の急上昇を抑える工夫をします。

運動療法

体を動かすことで血液中の糖を消費し、インスリンの効き目を高めることができます。ウォーキングなどの有酸素運動と、筋肉量を維持するためのレジスタンス運動(筋トレ)を組み合わせるのが理想的です。ただし、合併症の状態や「高血圧症」のページでも触れているような血圧の状態によっては、運動の内容に制限が必要な場合もあります。必ず医師と相談の上で進めていきます。

薬物療法

食事や運動で十分な改善が見られない場合には、お薬の使用を検討します。近年の糖尿病治療薬は非常に多岐にわたり、個々の病態に合わせて選択できるようになっています。

  • 経口血糖降下薬・・インスリンの分泌を促す薬、効きを良くする薬、糖の吸収を遅らせる薬、尿から糖を出す薬(SGLT2阻害薬)などがあります。
  • GLP-1受容体作動薬・・インスリン分泌を促し、食欲を抑制する効果が期待できる注射薬や飲み薬です。
  • インスリン療法・・体内で不足しているインスリンを直接補うための注射です。必要に応じて自己注射の指導を行います。

糖尿病の合併症と関連する検査

糖尿病をコントロールする最大の意義は、合併症を防ぐことにあります。高血糖が続くと血管が傷つき、さまざまなトラブルを引き起こします。当院では定期的な検査を通じて、これらの兆候を見逃さないよう努めています。

三大合併症(し・め・じ)

糖尿病特有の合併症として「神経障害」「網膜症」「腎症」があり、頭文字をとって「しめじ」と呼ばれます。神経障害が進むと足の感覚が麻痺し、網膜症は失明の原因となり、腎症が悪化すると透析が必要になることもあります。これらの予防には、日々の血糖管理が不可欠です。

動脈硬化症との関連

高血糖は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める動脈硬化を加速させます。糖尿病の方は、そうでない方に比べて動脈硬化のリスクが数倍高いと言われています。当院では「動脈硬化症」のページで紹介しているような血管の評価も併せて行っています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の併発

糖尿病と睡眠時無呼吸症候群は、お互いに悪影響を及ぼし合うことが知られています。睡眠中の無呼吸によってストレスホルモンが分泌され、血糖値が上がりやすくなるためです。いびきや日中の眠気が気になる方は、当院の「睡眠時無呼吸外来」のページもご参照ください。

糖尿病についてのよくある質問

Q1. 糖尿病は完治しますか?

A1. 現代の医学では、糖尿病そのものを完全になくして元の体質に戻すことは難しいと考えられています。しかし、適切な治療と生活習慣の改善によって、血糖値を正常範囲内で安定させ、健康な人と変わらない生活を送ることは十分に可能です。これを「寛解」に近い状態と呼ぶこともあります。

Q2. 健康診断で血糖値が高いと言われましたが、自覚症状がなければ放置しても良いですか?

A2. 放置は非常に危険です。糖尿病は「サイレント・キラー」と呼ばれ、症状がない間に血管を蝕んでいきます。再検査や精密検査を指摘された場合は、早めに当院のような内科を受診し、現在の状態を正確に把握することをお勧めします。早期発見・早期介入が将来の健康を左右します。

Q3. 甘いものを食べなければ糖尿病になりませんか?

A3. 甘いものだけでなく、炭水化物(糖質)の摂りすぎや、全体的なエネルギー過多、運動不足、肥満などが複合的に影響します。また、痩せている方でも、筋肉量の不足や遺伝的体質によって発症するケースもあります。バランスの良い食生活が重要です。

Q4. 糖尿病の治療を始めると、一生お薬を飲み続けなければなりませんか?

A4. 生活習慣の改善によって血糖値が劇的に改善し、お薬を減らしたり中止したりできるケースもあります。大切なのは、お薬に頼るだけでなく、ご自身で体を整えていく意識です。当院では、できるだけお薬を減らせるよう、長期的な視点でサポートいたします。

料金について

糖尿病の診療は、原則として健康保険が適用されます。初診・再診料のほか、血液検査や尿検査の内容によって費用が異なります。また、特定の治療薬(インスリンや自己血糖測定器など)を使用する場合は、別途費用が発生します。

項目 概算費用(3割負担の場合)
初診料・検査料(血液・尿検査など) 約3,000円 - 5,000円程度
再診料・定期検査料 約1,500円 - 3,000円程度
処方箋料 約600円程度(お薬代は薬局で別途)

※上記は目安であり、実施する検査項目やお薬の種類によって変動いたします。詳細な費用については、窓口にてお問い合わせください。また、当院では「健康診断」のページにあるような健診後の二次検査も承っております。

院長より

糖尿病の治療において最も大切なことは、何よりも「継続」です。しかし、仕事や家事で忙しい毎日の中で、食事を制限したり、毎日運動をしたりし続けることは、決して簡単なことではありません。だからこそ、私たちゆざわ日航ビル診療所は、患者さんが無理なく通い続けられる場所でありたいと考えています。

川崎駅東口から徒歩1分という場所で、夕方や夜間、土日祝祭日にも診療を行っているのは、皆様のライフスタイルに合わせて寄り添いたいという思いからです。私たちは、一方的に厳しい指導を行うのではなく、どうすれば今の生活の中に治療を取り入れられるかを一緒に考えます。看護師による医療相談も丁寧に行い、不安な気持ちにも耳を傾けてまいります。

糖尿病は、一生付き合っていく可能性のある病気ですが、決して一人で抱え込む必要はありません。当院には、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査から精密検査、そして治療後の定期診察まで一貫してサポートできる体制も整っており、全身の健康を総合的に見守る強みがあります。まずは小さな悩みでも構いません。皆様の「かかりつけ」として、いつでもお気軽にドアを叩いてください。

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