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海外渡航のための予防接種

海外渡航者の予防接種は、入国時などに予防接種を要求する国(地域)に渡航するために必要なもの。
海外で感染症にかからない様に体を守るためのもの。主に2つの側面があります。

自分自身を感染症から守り、周囲への二次感染を防ぐ!!

海外では、日本にいる時よりも感染する危険が大きい病気があります。
予防接種を受ける事で感染リスクを下げる事ができます。
渡航先・渡航期間・年齢・健康状態・予防接種歴などによって必要な予防接種が異なります。
また、1種類のワクチンでも数回接種するもの、期間をあけて接種の必要があるものもございますので事前に渡航先の感染情報を収集し、それぞれの予防接種について理解した上で出来るだけ余裕を持って早めに計画し、予防接種を受ける事をお勧めします。
※当院では、複数のワクチンを同時に接種しておりません。

海外渡航者に推奨する予防接種 (当院で接種可能なもの)※要予約

ワクチン名 主な滞在地域 滞在期間 推奨するケース 価格
短期 長期
A型肝炎 途上国 〇 〇 60歳未満の方 ¥18,000
B型肝炎 途上国   △ 医療従事者 ¥7,000
破傷風 全世界 〇 〇 外傷を受けやすい方 ¥3,700
日本脳炎 アジア(インド以東)   △ 農村部に滞在する方 ¥6,500
狂犬病 途上国 〇 〇 動物咬傷後の処置が困難な方 ¥17,000
ポリオ 南アジア・アフリカ   △ 1975~1977年生まれの方 ¥8,900

※短期:1ヶ月未満の滞在 ○:推奨 △:状況により推奨

A型肝炎ワクチン

A型肝炎は食べ物や感染者との接触により感染し、アジア・アフリカ・中南米に廣く存在します。
途上国に中期から長期間滞在する人。特に65歳以下の人抗体保有率が低いため、接種をお勧めします。

  • 対象者・・・衛生状態の悪い国(地域)への渡航者など。(19歳以上の方)
  • 持続期間・・・2回接種で数年、3回接種で約5年間効果が続くとされています。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎は、感染者との接触や血液・体液に暴露したり母子感染によって感染します。

  • 対象者・・・医療従事者、流行地域(主に東南アジア)への長期滞在者など
  • 持続期間・・・個人差あり。3回の接種で5年持続
B型肝炎ワクチン 初回接種 4週間の間隔あけて2回接種
追加接種 初回接種終了後、6ヶ月後に1回接種

破傷風

破傷風は、野外活動時の創傷・刺傷などにより感染します。
特に途上国では怪我をしやすく命に関わる事もあるので、接種を検討して下さい。

  • 対象者・・・海外長期滞在者、野外活動、救援活動をする場合など
  • 持続期間・・・10~20年
破傷風 初回接種 3~8週間の間隔をあけて2回接種
追加接種 初回接種終了後、1年後に1回接種

日本脳炎

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを持つ蚊の吸血により感染します。
死亡率が高く、後遺症を残す事が多い病気です。
流行地(東アジア・南アジア・東南アジア)へ行く人にお勧めします。

  • 対象者・・・東南アジア郊外や農村部への長期滞在者など
  • 持続期間・・・4~5年
日本脳炎 初回接種 1~4週間の間隔をあけて2回接種
追加接種 初回接種終了後、1年後に1回接種

狂犬病ワクチン

狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染している哺乳動物による咬傷により感染し、発症すればほぼ100%が死亡に至る病気です。
イヌだけでなくキツネ、コウモリなどの動物に咬まれる事によって感染する可能性が高く、長期滞在、研究者など動物と直接接触し感染の機会が多い場合や、奥地・秘境などへの渡航で直ぐに医療機関にかかる事ができない人にお勧めします。
対象者・・・発展途上国への長期滞在者、動物と接触する可能性が高い場合など
持続期間・・・3回の接種で2~3年持続

狂犬病 初回接種 7日間の間隔をあけて2回接種
追加接種 初回接種終了後、21~28日後に1回接種

ポリオワクチン

ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。
ポリオが流行しているアフガニスタン・ナイジェリア・パキスタン他、ポリオが発生している国に渡航する人は追加接種検討して下さい。
日本では定期予防接種に指定されていますが、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加接種をお勧めしています。
特に1975年から1977年生まれ人は、ポリオに対する免疫が低い事が分かっています。
渡航先が流行国でなくても、渡航前の接種を検討して下さい。

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